症状
ふくらはぎの内側の骨に沿って痛みを感じる症状。
運動前後で特に強い痛みを感じ,動いているときはそれほど痛みを感じない時もあるのが特徴です。
そのため、様子をみてしまい気づくのが遅れてしまいがちなケガです。
原因の多くはオーバーユースで使い過ぎです。骨格のアライメントの崩れから発症するパターンも多く見受けられます。
痛みが出たり消えたりと波のある症状が特徴なので簡単に完治できるケガではありませんので、長期で考えて治療をしていく必要のある症状になります。
ですので、長期治療を覚悟でうまくケガと付き合いながら治療を進めていく選択肢も十分にあります。
よくある勘違いですが、「痛みが消えた」=「治った」ではないのです。
対策
上記部分に痛みを感じ始めたらまずはアイシングと安静を第一に実行してください。
繰り返しの動作によって引き起こされすぐに完治できる症状ではない為、早期に当院又は医療機関へ受診することを推奨致します
重症目安
歩行痛が強く荷重をかけられない
患部を沿って軽く押すと激痛が走る(疲労骨折の可能性)
熱感がある
禁忌
悪化させる恐れがあるため患部を強く刺激しないようにしてください。
痛みを感じてからの強い負荷の運動は悪化させる要因になるので控えるようにしてください。
急性期や運動後は温めずアイシング対応を第一にします。
復帰・リハビリ
シンスプリントは中途半端に治療と運動を続けていると長期で復帰までにかかることがデメリットになります。
運動を休めない環境・状況であれば当然治療と運動のバランスコントロールをして本番に合わせていくしかありません。
症状にもよるため医療機関の指示と相談しながら決めていくことが最善になります。
休めるようであればしっかり休養をとって負荷をかけずに1~2週間まずは安静にさせるのが早期復帰に繋がります。
症状が治まってきてからは少しずつリハビリとカラダの使い方をマスターすることをおすすめします。
リハビリを怠ってしまうと、再受傷を起こしやすく結局その後も同じ症状に悩まされる可能性が高くなります。
当院ではしっかりリハビリ・カラダの使い方まで対応し、ケガの予防アドバイスまで学生に話しています。
通院頻度・目安
痛みを感じた時や、ふくらはぎに疲労を感じている方は早めの受診を心がけてみてください。
早期施術が最も効果的な対応策であり、短い期間で完治までもっていく対策になります。
軽度 3~6回
中度 6~10回
重度 10~15回
負荷以上に施術効果を高める事が早期回復のポイントになる為、可能な限り通院できる事が最も早期治癒に繋がります。
予めご了承ください。