一般的には内返し捻挫が多く指先が内側に向くように捻り、主に外くるぶしの斜め前方あたりを痛めるケガです。
状況により外返し捻挫もあり負傷する靭帯もいくつかあります。
多くの場合、筋肉のつながりでふくらはぎまで同時に痛めることが多々あります。
対策
捻挫をしてしまった場合は直ちにアイシングと安静を第一に実行してください。
また、少し高い位置で保持することで腫れを抑制することが可能になります。
重症目安
・歩行痛が強く荷重をかけられない ・患部に強い腫れと痛みがある
・熱感が強い ・足首全体に腫れがみられる ・内出血が指先や内側までみられる
禁忌
無理な歩行や荷重は悪化させる原因になります。
急性期は温めないでアイシング
運動は基本的に禁止
復帰・リハビリ
捻挫は基本的に発症してから完治までに1ヶ月前後かかります。(程度による)
そのため、長期離脱を視野にいれなければなりません。
不完全なまま無理な運動をしますと再受傷の危険や靭帯損傷を助長させ足関節が緩くなってしまったり、
左右で足首の幅が変わって今後の運動に影響を及ぼす恐れがあります。
必ず医療機関に受診し、復帰まで経過をたどることを勧めます。
痛みや腫れが治まってきてからはリハビリが必要になります。
いきなり復帰する行為は再受傷の確立が高くなるので控えるようにしてください。
安静期間中筋力の低下や運動感覚が鈍るので少しずつ感覚を戻していく必要があります。
当院ではしっかり復帰までアドバイスと経過観察を行い、相談していきながら復帰まですすめていきます。
目安
負傷した際は軽度な痛みでも放置せず、必ず医療機関に受診することを心がけてください。
早期治療が最も効果的な対応策になります。